2022年10月30日(日)
AM9:30。
チャイム連打で起こされ、玄関を開けたところ刑事に家宅捜索令状を提示される。
そのまま家宅捜索が行われ、スマホ・PC等の事件に関係しているだろうと思われるものが押収される。
AM10:30頃
一緒に警察署に来てほしいと促され警察車両(日産セレナ)に乗せられる。
車内にて逮捕状を提示され、そのまま逮捕。
手錠・腰縄を付けられる。
そのまま東京都内のM警察署まで連れていかれる。※①
正直この時までは、自分が逮捕されたという実感すら無かった。
PM0:30頃
東京都内のM警察署に到着。
到着した際は車を大多数の警察官が取り囲み、自分が逮捕されたのだという実感がやっと湧いてくる。
初回の調書作成の為、そのまま取調室に連行され、
『所持品の任意提出(任意という名の強制)』
『逮捕事実の認否』
『弁護人に連絡を取るかの確認』※②
が行われる。
流石に逮捕された経験も無ければ、弁護士を呼ぶ行為が有料なのか無料なのかも判らない状態だったし、逮捕されたという事実で頭が回らな過ぎて弁護士を頼むのを断ってしまった。※③
そのまま押収物の取り扱いに関しての説明、調書への押印などが行われ、PM5時ごろに夕食が取調室内でふるまわれる。
そのまま、本日と明日は別の警察署内の留置場に留置されるとの説明がされ、PM7時頃同じ東京都内のU警察署に移送される。
後で知った話だが、どうやらM警察署の留置場に問題行動を起こす人間が留置されたらしく、単独房(初日は被疑者の人となりが判らないため、必ず単独留置になるらしい)が空いてなかったのが原因らしい。
PM7:30頃U警察署に到着。
留置所内の検査室にて着ていた衣服を脱ぎ身体検査と任意提出された所持品に過不足が無いかの確認が行われる。
玉の裏や尻の穴の中まで見せなければいけず、刑務所物の映画などで知っていた光景ではあるが、本当に実施しているとは思ってもいなかった。
危険物の持ち込み等(自殺や他殺防止など)が無いようにする措置らしいのだが、、、実際にこのようにして過去に持ち込んだ人間がいたという事実の方が恐ろしい。
そのまま11/2までU警察署内で17番と番号で呼ばれることになり、6畳ほどの留置場に入れられる。
洗面用具、着替え(スエット・下着・靴下・ハンカチ)は無料で貸出品を支給してくれた。※④
トイレは洋式の綺麗なものだった。
すでに就寝時間(PM9時)近かった為、布団室?から布団一式を運びそのまま就寝。
就寝時も室内が見れるよう部屋の中央の電気は消灯されず、非常に寝ずらい。
一人なのでとにかく不安なままの一日目が終わることになる。
※①
スマホを真っ先に押収されたので誰とも連絡が取れず(職場にさえ連絡させてもらえず、『話が聞きたいから一緒に来て』と同乗するよう促される)
※②
この際、国選弁護人制度に関する話や、有料無料等の話は無し。
実際は当番弁護士(その日の持ち回りの弁護士)が無料で来てくれ、今後の流れ等の説明などを行ってくれる。
また、逮捕から拘留されるまでの2日間については、刑事被疑者弁護援助事業を用いた相談等が行える場合があるので、初日に呼んだ方が良い。
※③
今思えば結果オーライ(この後、かなり優秀な国選弁護人が付くことになる)だが、不安なら必ず当番弁護士を呼んでおくことを推奨する。また、被疑者の家族が当番弁護士を派遣することも可能なので、家族が逮捕された場合は、日弁連のサイトを閲覧することを推奨します。
※④
この時点で家族と連絡が取れていれば差し入れ可能かは不明。
また、私の場合はU警察署に2日間しかいない事が決定しているため、強制的に貸出品の支給だった。後述するが、ここで洗面用具を買うか・買わないかでその後の快適度合いに雲泥の差が出ることになる。ていうかこの時点の私は、洗面用具や各種物品を購入できるという事実さえ知らない。