2022年10月31日(月)
AM6:30
目を開けたら見知らぬ天井。
あぁ自分は捕まったのだと改めて実感する。
本日は取り調べ等何も無いと前日に告げられていたので、一日何をして過ごせばいいのかと思案する。
寝れているのか寝れいないのか体調はすこぶる良くない。
朝食・房内清掃を経て、AM8:30から運動場に連れ出される。
軽く体をほぐし待機中の娯楽として貸本を借りるのだが、一冊しか借りず暇を持て余し後悔することになる。
タイトルは覚えてないのだが、因果応報という言葉を二文字で表したタイトルの小説で、作者は伊藤…なんとかさんという方の復讐ものの小説だった。
夕方ごろ、同じ房内に8番が入ってくる。
本日から同室らしい。
入房する際に、彼がマンガ日本の歴史を3冊持っているのが見え、そこで初めて本は3冊まで借りられる事を知る。
借りていた小説を読み終わり暇を持て余していたのでかなり羨ましかった。
彼とは特に何も会話が無かったのだが、同じ空間に人がいるという事象が約20時間ぶりだったので、印象深かった。
トイレが近い事から、寝る際は私がトイレ側の位置に布団をひかして貰う。
この日の夕食後、明日は東京地検での取り調べだと留置所担当に告げられる。